練習するのは、自分。
先生は、弾いてあげられません。
ピアノのレッスンをしていると、
「できるようになりたい!」
という気持ちは、みんな持っています。
上手に弾きたい。
難しい曲を弾きたい。
コンクールでいい結果を出したい。
憧れの曲を弾けるようになりたい。
その気持ちは、とても大切です。
私も、できるようになるために、どうしたらいいのかを一緒に考えます。
指の使い方を考えたり、
練習の仕方を伝えたり、
弾きにくいところを何度も一緒に確認したり。
できるようになるための「道」を作るのが、私の仕事です。
でも……
ひとつだけ、先生にはできないことがあります。
それは、
代わりに練習してあげること。
当たり前ですが(笑)
ピアノは、本人が弾かなければ上手くなりません。
レッスンで先生と一緒に弾いたときはできたのに、家に帰ったらできない。
これも、よくあります。
でも、それは当然なんです。
レッスンで「分かった」ことと、
自分ひとりで「できる」ことは、別だからです。
だから、家で練習する。
できなかったところを、もう一度やってみる。
間違えたら、どこで間違えたのか考える。
そして、また弾いてみる。
その繰り返しの中で、少しずつ「自分でできる」が増えていきます。
もちろん、
「練習しなさい!」
だけでは、なかなか続きません。
何をどう練習したらいいのか分からないこともあります。
だからこそ、レッスンでは、
「今日はここを、こういうふうに練習してみよう」
と、できるだけ具体的に伝えるようにしています。
先生は、できるようになるためのお手伝いはできます。
でも、最後にピアノの前に座って、鍵盤を押すのは本人です。
ここだけは、どうしても代わってあげられません…
「上手になりたい!」
と思ったら、
「じゃあ、どうしたら上手になれるかな?」
と考えてみる。
そして、まずやってみる。
うまくいかなかったら、また考える。
そうやって、自分で少しずつ前に進めるようになることも、ピアノを習う大切な意味のひとつだと思っています。
先生と一緒に考えて、
自分で練習して、
できなかったことができるようになる。
その瞬間は、やっぱり嬉しい。
だから私は、何でもすぐに答えを渡すのではなく、
「自分でできるようになる力」
も、ピアノを通して育てていきたいと思っています。
……とはいえ、
「先生、ここ弾いて〜!」
と言われたら、もちろん弾きますけどね。。
でも、最終的には自分で弾いてくださいね(笑)