私がレッスンの中で1番大切にしたいことは
「ピアノが弾けて楽しい」
「ピアノ弾けたら嬉しい」
「ピアノってなんか楽しい」
の気持ちを大切にする事。
上手、下手。確かにあるでしょう。
それはまずピアノが好きになって、楽しいと思えた上にあるもの、だと思うのです。
その形は人それぞれだと思うのです。
誰もが「ものすごい努力」が出来るわけではなく。
そのペース、タイミングは人それぞれ。
ピアノは正直無くても出来なくても生きていけます。
あくまでも人生を豊かにするもの。
誰に聴かれても上手いって言われるくらい上手になりたい。
私は弾くのが楽しいよ。人の評価なんて知らない。私はこれでいいの。
どちらが正解とかは無い。
確かな技術を身につけなければ弾けない曲もあるし、適当に弾いたら美しくないかもしれない。
美しさに気づくためにも努力が必要なのも事実。
でも、強制されるのは…辛い。
生きる道を決めるのは当事者。
私たち大人(親、先生)は、方向を決めるのではなく、道標を照らしてあげるのが役目だと思っています。
この小さなステップを少しずつ、少しずつ。
少しずつでも進むと、新しい世界が見えてくる。
大袈裟かも知れませんが、子供達の可能性とはこういう事なのだ、と接しています。